江戸意匠・銀座ハンズ展

切り子のデザイン


江戸意匠銀座ハンズ展で見られたように、和柄と一言で片付けられないぐらい、日本古来の伝統的デザインはさまざまな可能性を秘めています。その中でも特に気になったのは、切り子という技です。

切り子とはカットグラスの日本伝統バージョンで、西洋世界で開花したカットグラスとは全く別の趣向を持った、和の香りが立ち上るデザインとして、日本だけでなく世界的にも広く愛されています。ただし、たとえば正倉院に保存されている切り子は、絹の道(シルクロード)を通ってやってきたものらしく、実際に日本人の手で製作されたのは近代に入ってから、1800年代になってからということです。

切り子という名前は、ヨーロッパから入ってきたカットグラスを目にして18世紀末らしいです。切り子という語には、四角いものの角張っている部分を切り落とすという意味があります。江戸切り子のデザイン的特徴は、当時イギリスやアイルランドからカットグラスが入ってきていて、その模様からヒントを得たものと言われています。確かに似ています。日本文化に訳すとこうなるのかという感じです。異国のものを和へと受容していったのは、やはり日本人の知恵からでしょうか。

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